北川8


2021年11月12日(金)
いとしゅーさん、TK2と北川に行ってきました。

この秋4回目の北川ということで、今日こそ「北落師門」を落としに来ました。
北川に来るときはいつも天気が微妙に悪くてジメジメしてましたが、今回はようやく晴天に恵まれてクライミング日和です。

外でのクライミングは久々のいとしゅーさんも「北落師門」へのトライに参戦し、3人で代わる代わるトライしました。



前回と同様にヌン掛けしながらホールドの感触を確かめて、少し休んでから本気トライ。
僕は前回来たときに1テンだったので、今日の最初のトライが最大のチャンスだと思い、1トライ目で決めるつもりで登りましたが、本当にあと一手というところで、ホールドを掴み損ねてフォール。

2時間ほど休んでから2トライ目。
もう核心前のレストポイントのところまでのムーブは完全に自動化されており、しっかり余力を残した状態で核心前のレストポイントに到達。
交互に腕をシェイクしながらその後のムーブをイメージし、アムロばりに「行きまーす!」と叫んで核心部に突入しました。
そして、さっき失敗して落ちたところまで来て、後はあのホールドが持てれば終わりというところで、今度は掴み損ねないように、ホールドをよく見て掴むポイントを確認し、渾身の一手を繰り出しました。
ガシッと左手が持てた感触があり、足を上げてリップに立った瞬間、強い達成感が身体中を駆け巡り、自然と雄叫びを上げていました。

去年の春に最初に触ったときから数えたら、通算で13トライ、この秋に通い始めてからだけでも9トライと、久々に1つのルートに長く打ち込みました。
こうやって何度もトライして少しずつムーブを洗練させていって、少しずつ高度を上げていって完登に至るというのも、少ないトライ数で登れたときとはまた別の種類の達成感があっていいなぁと思います。

この「北落師門」は、1986年に5.12aのルートとして発表されて以降、登りやすい5.12aとして5.12クライマーの登竜門的な存在だったらしく、ガメラ本でグレードが下がって今は5.11dとなってますが、そうやって多くの人が目標としてきたようなルートを自分が登れるまでになったというのは、とても嬉しいです。

ちなみに、100岩とガメラ本でグレードが違うときは、このHPではグレードが高い方に合わせることにしていましたが、やっぱり自分にとって初めての5.12となると、ちゃんと5.12として誰もが認めているルートを登りたいと思うので、「北落師門」は5.11dとすることにします。



そんなわけで、僕はイチ抜けしたので後は2人のトライを応援しつつ高見の見物。
TK2も2トライ目で核心を突破しかけましたが、あとほんの10センチぐらい足が上がれば終わりというところでフォールし、今日のところはRPならずでした。

今日初めて「北落師門」に触ったいとしゅーさんも、順調にムーブを固めていって、3トライ目では核心を越えてトップアウトに成功してました。
この調子なら、もう少し回数を重ねたらみんな登れそうな感じなので、寒くなるまでもう少し北川通いが続きそうな雰囲気です。



最初のトライでのフォール動画。
贅沢に2か所から撮影されていたのでマルチアングル動画です。


【今日の成果】
北落師門5.11dヌン掛け便
北落師門5.11d敗退
北落師門5.11dRP(通算13トライ)
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