瑞牆山 クラック地獄


2023年8月29日(火)
スラ婆さんと瑞牆のクラック地獄エリアに行ってきました。
婆さんの友達のゆかりさんと、その知人のミキさんとワンコも一緒です。

この日も高速を降りてコンビニで買い物をするまでは晴れてましたが、植樹祭駐車場に着いてみると、岩場の方はどんよりした雲がかかっていて、とても嫌な感じ。
こないだのカサメリのときみたいに、また状態が悪くて登れなかったら嫌だなぁと思いましたが、とりあえず岩場に行って様子を見てみることに。



きのこが多い季節になってきて、道の脇にはたくさんのきのこが生えてました。
僕はきのこのことは知識がなくて分かりませんが、ミキさんが大きなキノコをいくつか採集してました。



クラック地獄はエリア全体がずっと日陰で、東京の暑さが嘘のように涼しく、地獄とは名ばかりの天国のような場所でした。

天気も回復して、岩の状態も大丈夫そうなので、みんなで「ジャイアント・ジャム・サンド」(5.10a)でアップすることにしましたが、ゆかりさん達が登っている間の待ち時間で、僕は近くにある「海豹(あざらし)」(5.9)を登りました。
クラックの幅としてはワイドクラックですが、ワイドの技術を使うわけではなく、フィーリングでグイグイ行ける感じの楽しいクラックでした。



「ジャイアント・ジャム・サンド」はスラ婆さんが先にトライしたので、使うカムのサイズと位置は大いに参考にさせてもらってフラッシュトライ。
シンハンドから始まり登るにつれてクラックの幅が広くなっていき、最後はフィストもスカスカ。
色んな幅のジャミングを使うので、ジャミングの練習に最適な優良クラックです。

序盤でかなり力を使ってしまって危ないところでしたが、ハンドバチ効きの中間部で回復し、後半の核心を突破してフラッシュ。
5.10aですが、こないだ登った小川山の「プリンセス」より難しく感じて、なかなか嬉しいフラッシュでした。



そしてその次は楽しみにしていた「N字ハング」(5.10d)にトライ。

10dのクラックですが、核心の場所は見てすぐ分かるので、うまくいけば一撃できるかもと思ってトライしましたが、まず離陸が難しくてできません。
試行錯誤の末に、後ろの木を最大限に活用して登り始め、途中からクラックに体を突っ込んでみましたが、想像していたよりも大分広く、腕を思いっきり奥まで突っ込めば奥の方でフィストが効く感じでしたが、オフウィズスを登るような体勢になり、ズリズリとしか上がれない感じになってしまいました。

がんばって少しずつ登ってみましたが、ハング部分に辿り着く前にキャメロットの4番を2つ消費してしまい、残りの4番は2つ。
上を見上げると、4番かそれ以上のサイズがまだまだ長く続いていて、このまま登り続けても弾切れになって絶望する未来しか見えなかったので、早々に諦めてエイドダウン敗退。

もうちょっとやれると思っていましたが、文字通り手も足も出ずの完敗でした。



最後に「苔ジャム」(5.10a)。

5.10aのワイドですが、「N字ハング」で完全に打ちのめされた直後の僕には、ちょっとリードで登れる自信がなかったので、ワイドの練習と割り切ってオンサイト権を捨て、最初からトップロープを張ってトライしました。

「よろめきクラック」の核心と似たような下開きのオフウィズスの部分があり、やっぱりそこが難しくて、その部分でテンション。
下開きのオフウィズスは難しいですが、こういう形状のところを登るためにはどういう力が必要なのかは、これまでの経験で何となく分かってきました。
クラックの中に突っ込んでいる方の手と足は体が落ちないように支えることしかできないので、上に登る為の推進力は外側の手か足で生み出すしかありません。
外側の足でヒールアンドトゥが使えるなら苦労はないのですが、こういう下開きのクラックだとヒールアンドトゥは使えず、ニーバーでどんなに頑張っても推進力にはなりません。

どうにかして外側の足で踏めるところを踏んで、外側の手でプッシュができればプッシュして、少しずつ腰や背中の位置を上げていきます。
核心を越えた後もオフウィズスが長く続き、何回もテンションをかけて休みながら登って、上部の核心も越えてトップアウト。

スラ婆さんはニーバーの使い方が上手く、僕が何度もテンションをかけながら登ったところを、小刻みにニーバーを使ってレストしながら登ってました。

ワイドクラックは難しいですが、登り終えた後の充実感は、ワイドクラック以外ではなかなか得られないものがあります。
せめて5.10aのワイドぐらいはサクッと登れるようになりたいので、ワイドの練習もコンスタントにやっていきたいです。


【今日の成果】
海豹5.9OS
ジャイアント・ジャム・サンド5.10aFL
N字ハング5.10d敗退
苔ジャム(TR)5.10aトップアウト(テン山)
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