飛龍山~雲取山


2023年8月25日(金)
今年の4月に奥秩父主脈の半分を縦走したときに、天平尾根から飛龍山に登りたいと思ったので、今回行ってみることにしました。

奥多摩駅を7時ちょうどに出るバスに乗り、40分ぐらいでスタート地点の親川バス停に到着。
バス停のすぐ近くの登山口から登り始めます。

登山道を歩いて行くと、途中に高畑集落と後山集落の跡地がありました。
後山集落の方は石積みが残っているだけで建造物は何も残ってませんでしたたが、高畑集落跡は廃墟と化した民家が1軒残っていました。
登山道の入口から20分ほど歩いたところにありましたが、2000年頃までは居住者が居たそうです。

僕の祖父の家は新潟にありましたが、似たような感じの山の上の方にある集落だったので、ふと祖父の家で過ごした昔の日々のことを思い出しました。
祖父の家があった集落も、僕が子供の頃から高齢者しか居ない過疎地域で、今はもう誰も住んでいないような場所なので、こういう不便な集落はどんどんなくなっていくのでしょう。



2時間ぐらい登って、熊倉山を過ぎた辺りまで来ました。

ちなみに天平尾根は広くて明るく快適な尾根で、気持ちよく走ったり歩いたりを繰り返していたら、いつの間にかサヲウラ峠を過ぎてミサカ尾根に入ってました。

熊倉山を過ぎてからも心地よい樹林帯が続き、やがて前飛竜に向けての急登が始まります。



前飛竜の手前にある露岩から、登ってきた道を振り返る。
丹波川を挟んで向こう側に見える高い山は、右側が三頭山、そこから左の方に御前山が見えていて、その少し左に大岳山と、先週登った奥多摩三山が全て見えています。

露岩から少し進むと前飛竜があり、さらに進んでいくと、奥秩父らしい感じの苔むした原生林になっていきます。



出発から3時間10分ぐらいで飛龍山の山頂に到着。

先週の奥多摩三山のときは序盤で飛ばし過ぎて、途中から脚が重くなって走れなくなったので、今回はちゃんと最後まで元気でいられるようにペース配分を意識してきましたが、まずまずのペースで体力を残しながらここまで来れました。



膝の痛みの対策の為に、飛龍山の山頂で膝と腸脛靭帯にテーピングを貼りましたが、走っているうちにどんどん剥がれしまい、結局あまり役には立ちませんでした。
しかしそれでも今回は膝が痛むこともなく、雲取山の山頂を過ぎてからは順調に走れて、特に堂所を過ぎてからの鴨沢までの下りは、なだらかで走りやすい道が続き、とても気持ちよく走れました

すごく人気のあるコースなので、人が多くて追い抜きやすれ違いが多いのが玉に瑕です。
飛龍山はとても人が少なく、雲取山の山頂までは2人しか人と会いませんでした。



予定よりも大分早く下山できたので、絶メシロードという番組に出ていた「島勝」というお店でご飯を食べようかと思いましたが、残念なことに定休日だったので、鴨沢のバス停の近くのお店でつけ麺を食べて帰宅。

今日は下りで標高1000m以下ぐらいになってからは暑かったですが、走るにはちょうどいい高曇りの天気で、こないだほどは汗もかかずに、元気なまま最後まで走ることができました。
暑くなってきてから奥多摩のトレランは避けてましたが、東京が真夏日でも奥多摩の山は意外と涼しいです。




今回のルート


7:45 親川バス停
↓ 1時間8分
8:53 丹波天平
↓ 2時間4分
10:57~11:09 飛龍山
↓ 1時間37分
12:46 雲取山
↓ 1時間50分
14:36 鴨沢バス停
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