子持山獅子岩


2022年4月25日(月)
TK2と子持山獅子岩に行ってきました。

6号橋駐車場のところから登山道に入り、しばらく急登を登って尾根に出ると、遠くに獅子岩が見えてきます。



出発から50分ほどで獅子岩の基部に着き、ノーマルルートの取り付きを探します。
明瞭な踏み跡を辿って行ったら、取り付きを大分通り過ぎてしまい、なかなか取り付きが見つからなくてしばらく彷徨いましたが、登山道から分かれてすぐのところに取り付きがありました。



ここにはノーマルルート(5.8)と右ルート(5.9+)の2本のマルチのルートがありますが、今回は1日で両方登る予定なので、まずはノーマルルートを登ります。
まずはTK2がリードで登攀開始で、トポの1ピッチ目と2ピッチ目をつなげて登りました。



2ピッチ目は僕がリード。
ワイドクラックみたいに中に入れそうな大きなフレークがありますが、ボルト沿いにフレークの左側のフェースを登ります。



そして3ピッチ目が5.8の核心ピッチで、ここはTK2がリード。
5.8ということなので相当ナメてましたが、思っていたよりも少し難しく、結構悩みました。



4ピッチ目は僕がリードで、トポの5ピッチ目と6ピッチ目をリンク。
スラブの部分は簡単だけど急にボルトが少なくなって怖い。
最後のフェイスを登って肩に出たところで4ピッチ目終了で、その後は10mぐらいのおまけみたいなピッチを登って頂上まで登りましたが、頂上からは登山道の鎖場を降りて4ピッチ目の終了点まで歩いてこれました。

下降は懸垂下降3回で取り付きまで。
4ピッチ目の終了点から2mぐらい下降して、写真に映ってる下降支点から下降すると、50mロープぴったりで3ピッチ目の草付きテラスまで降りれます。



少し休憩して今度は右ルートの登攀開始。
右ルートは核心ピッチを僕が登りたかったので、TK2が1・3ピッチを、僕が2・4ピッチを登ることにしてスタート。
ノーマルルートと比べて、全体的にスナスナしていてちょっとだけ嫌な感じでした。



3ピッチ目(5.8)を登るTK2。
少し難しいところが2箇所ありますが、良いところにボルトがあって安心して登れます。



そして核心の4ピッチ目(5.9+)。
3ピッチ目の終了点からバンドに上がって左の方に歩いていったところから、傾斜の強いスラブを登るところが核心ですが、バンドから登り始めてすぐのところが核心で、しかもビレイヤーから見えない位置なのでかなり怖いです。
一瞬心の中でヌンチャクを掴んでしまったような気もしましたが、とりあえず登れて無事に登攀終了。
今度は頂上までは行かずに、さっきと同じ支点で懸垂下降。

全体的にボルトが近くて、瑞牆や小川山のマルチとは全然違う雰囲気でしたが、その分ビレイ点や下降支点での作業がかなり落ち着いてできたので、何回もやっているうちに新しく気付くこともあったり、お互いに段取りの共通認識もできてきて、2回目の下降は1回目と比べるとかなり速くできました。

ルートの登攀自体も面白かったですが、マルチのシステムの練習をするにもいい場所だと思いました。
他の人の記録を見ていると、週末なんかはかなり混雑するようですが、今日は完全に貸し切りで登れて快適でした。


今回のルート


8:11 5号橋駐車場
↓ 1時間9分
9:20~9:38 ノーマルルート取り付き
↓ 2時間52分
12:30 獅子岩頂上
↓ 1時間5分 13:35 取り付き

13:50 右ルート取り付き
↓ 2時間30分
16:20 4P目終了点
↓ 40分
17:00~17:20 取り付き
↓ 36分
17:56 5号橋駐車場
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