荒船山 相沢奥壁


2022年3月15日(火)
カトさん、山さんと荒船山の相沢奥壁の氷瀑を登ってきました。

この日は、当初の予定ではどこか雪山のバリエーションルートにでも行こうかという話になっていましたが、何日か前から急激に気温が上昇し始めて、東京では最高気温が20度を越える日が続きました。
しかも前日の14日から天気が悪く、山でも雨が降る予報になっていたので、雪山は諦めて、この時期でも登れそうなアイスのゲレンデを探し、荒船山の相沢奥壁に行くことにしました。



登山道を歩いていると、山の斜面に立派な氷瀑が見えてきます。
ちょっと木が多くて見づらいですが、右が相沢奥壁の大氷柱で、左がエイプリルフールという氷瀑です。



登山道の途中で「相沢奥壁氷瀑」と書かれた道標が出てきて、そこから登山道を離れて歩いていくと20分ちょっとで大氷柱に到着。
あまりにも暖かいので、ちゃんとアイスクライミングができる状態なのか心配でしたが、とりあえずしっかりつながっていて一安心しました。

ただ、どんどん融けているのか、左上に見えるツララの先端からはビシャビシャと水が流れていて、日当たりもかなり良いので、いつ崩壊するのかと思うと怖いです。



僕はまだリードではとても登れないので、カトさんにリードしてもらって、トップロープをセットしてもらって練習しました。
左側の方が傾斜が強いので、せっかくトップロープなんだから難しいところにチャレンジしてみようと思い、左側の方を登ろうとしましたが、途中から左側に寄っていったら、上から大量の水が降り注いできて、完全にシャワークライミング。
レインウェアを着て登ってましたが、袖のところから水が入ってきて体がズブ濡れで手袋もビショビショ、おまけにメガネにも水滴が付いて全く見えなくなってしまい、慌てて右側に逃げて登りました。



次に、少し離れたところにあるエイプリルフールという滝に行きました。
こちらはさっきの滝よりもしっかり凍っていて、水しぶきを受けるようなこともなく快適に登れました。
3ピッチで100mの滝だそうなので、リード&フォローで1ピッチ登って2ピッチ目を見てみましたが、2ピッチ目はあまり面白くはなさそうだったので、1ピッチ目にトップロープを張って練習することにしました。
カトさんから登り方のアドバイスをもらって、トラバースやクライムダウンの練習もして、トップロープで3回登って腕がパンパンになったところで終了。

ちょっと登り方のコツが分かってきたような気がしましたが、時期的に今シーズンとしては最後のアイスクライミングになりそうなので、いささか残念な気持ちです。
こういう練習をシーズンの初めにやっておくと、そのシーズンのアイスに対する気合いの入り方が違ってくると思います。
次の冬にはコロナも今よりは収まってそうな気もするので、アイスができる時期になったら早めに岩根山荘にでも行って練習したいです。


今回のルート


7:52 相沢登山口
↓ 1時間8分
9:00~12:05 相沢奥壁大氷柱
↓ 5分
12:10~15:33 エイプリルフール
↓ 43分
16:16 相沢登山口
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