小川山


2020年9月17日(木)
小川山2日目は妹岩へ。

妹岩には何度も来てますが、まだマラ岩の超人気ルートの「レギュラー」(5.10c)に触ったことがないので、今日の目的は「レギュラー」のオンサイトトライです。

マッサンとA堀くんは「カサブランカ」をアップで登ってました。
アップにいいルートだとは思いますが、こういう長いクラックに取り付くのは、僕にとってはある程度の覚悟が必要なことで、登れると分かっているルートでもなかなか容易には取り付けません。

マッサンは今日の目的は「イエロークラッシュ」(5.12a)だそうですが、こないだの甲府幕岩でもそうでしたが、ボルトのルートを登るときでもちゃんとカムも持ってきてクラックの練習もするあたりが偉いやつです。

僕はコロナの影響もあってクライミングに行く頻度が前よりも少なくなってきていますが、その中でもクラックを登る頻度はさらに減ってきているので、マッサンを見習って触れるときにちゃんとクラックに触っていかないといけないなと思いました。

そんなこんなで、結局僕は姉岩の「卒業試験」でアップ。
以前に登ったことがあるという記憶はあったものの、内容は全く覚えておらず、核心で登り方が分からなくて長考に入りましたが、なんとかムーブを発見して登れました。



その後は「レギュラー」を登ろうと思っていましたが、ちょうど「レギュラー」を2パーティが代わりばんこで登っていて、入り辛かったので諦めて「彩花」(5.10d)を登ることにしました。

取り付きまで行くのに木登りをしなければならず、そこそこ危険なので、取り付きに行くにもロープを出してプロテクションを取りながら登りました。
マッサンは去年「彩花」をオンサイトしたと言っていたので、オンサイトしやすいルートなのかなと思って取り付きましたが、結構ラインが読みづらく、スタートからずっと(これでいいのかな?)と思いながらの、不安と当惑と躊躇にまみれたトライになりました。

核心と思われる部分まで登って、何度か行きつ戻りつを繰り返しましたが、意を決して突っ込んでみたら、支点との位置関係が結構怖い感じになってしまい、もちろんそれ以上突っ込めなくてテンション。
一度テンションをかけた後も何度も突っ込もうとしてはテンションをかけてを繰り返し、何度目かで思い切って突っ込んだら登れましたが、思っていたよりもずっとオンサイトには向いてなさそうなルートでした。



その後はSGWくんが「ジャックと豆の木」にトライ。
前回トライしたときにトップアウトはしているようで、レッドポイント狙いのトライでしたが、出だしのワイド部分がうまく登れず敗退してました。

僕もこのクラックは結構何度もトライしてようやく登れましたが、最初のうちは核心まで辿り着くことすらできずに敗退してました。
出だしの部分も登り方が分からないうちは難しいし、もちろん核心も難しいし、核心の後も長くて疲れますが、色んな要素があるクラックだから、少しずつ課題をクリアしていって最後に登れたときは本当に嬉しかったものです。

SGWくんも今日のところは悔しそうでしたが、いつかこのクラックが登れるようになったときは、きっと大きな喜びを感じることができると思うので、是非じっくりがんばってほしいと思います。



気が付いたら「レギュラー」が空いていたので、最後に「レギュラー」にオンサイトトライしました。

かなり長いルートで、下から見てても3ピン目ぐらいから後はまったく分からず、とりあえず登り始めてみましたが、嘘みたいにちょうどいい感じにホールドが続いていて、すごく気持ちよく登っていけました。
一番最後のスラブのところで行き詰りましたが、ここはライン取りのパターンが複数あるというのをチラッと聞いて知っていたので、比較的簡単らしいラインを登ってオンサイト成功しました。
(厳密に言ったらオンサイトではないのかもしれませんが、自分で調べたわけではなくたまたま聞いてしまったことなので、そこはノーカウントにします。)

2日間の小川山合宿の締め括りに気持ちいいクライミングができてよかったです。


【今日の成果】
卒業試験5.10b再登
彩花5.10dトップアウト(テン山)
レギュラー5.10cMOS
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