湯河原幕岩


2018年10月29日(月)
いとしゅーさん、マーシー、クミちゃんと湯河原幕岩に行ってきました。

湯河原幕岩にはもう何度も来ていますが、今回は初めての正面壁。
これまで登ったことのなかった、湯河原のクラックルートに初めてトライします。

アプローチでちょっと迷ってしまい、気付いたら行き過ぎてしまいました。
梅林を真っ直ぐ抜けてテントウムシロックの前の道を左に行くのがよいみたいです。



まずは「ベビーピナクル(5.9)」をマーシーがオンサイトして、続けて僕もフラッシュ。
短いクラックですが、手も足もしっかりジャミングを極めないと登れなくて、
ジャミングの練習にはとても良いルートです。



次は「No.3ルート(5.10a)」にオンサイトトライ。
チムニーがあったり、フィンガー、レイバック、ハンドとバラエティに富んだルートで、とても面白かったです。
途中でちょっと怖くてテンションをかけてしまいましたが、1テンの後はすんなり登れて、
もうほんの少し頑張っていればオンサイトできたと思うと、とても悔しいです。



その後は右壁エリアに移動。
途中に「ペーパードール(5.8)」と「ポニーテール(5.9)」の岩がありました。
いとしゅーさんとクミちゃんはここを登っていたそうですが、見た目がとても綺麗なルートなので、今度登ってみたいです。



ここが右壁広場。
スパイダーマンとかNO.3ルートの辺りは取り付きが狭くて移動も面倒でしたが、
ここはかなり広くて快適です。

ここには2本のクラックがありますが、左に立っているいとしゅーさんの頭の辺りから
上に真っ直ぐ伸びている「ラナ(5.10b)」というクラックが綺麗で面白そうでした。
今日は触りませんでしたが、今シーズン中には登りたいです。

もう1つのクラックは、右側の日陰のところにあるコーナークラックの「コナン(5.9)」。



「コナン」をオンサイトトライ中のマーシーが撮影した、ビレイ中の僕。

マーシーがオンサイトした後で、僕もフラッシュしました。
先に登った2つのルートとはまた違う味わいの、フィンガーが続くルートで、
最後はちょっと苦しみましたが、なんとか一撃で登れました。



桃源郷で「ダイヤモンドヒップ(5.11a)」にトライするいとしゅーさん。

3本登ったところでちょうどお昼頃になったので、
午後はフェイスのルートをメインでやることにして、茅ヶ崎ロックエリアに移動しました。
マーシーはプライベートで湯河原に来るのは初めてだというので、
桃源郷周辺の岩を一通り見てましたが、希望峰や桃源郷、アリババの岩場はちょっと混み合っていたので、
「おたまじゃくし(5.6)」を登ってました。
「おたまじゃくし」から奥の方には人が居なかったので、僕は「フック船長(5.10a)」にオンサイトトライ。
これが結構難しくて、途中で諦めかけましたが、なんとかオンサイト成功。
その後はマーシーが「アブラカタブラ(5.10a)」にトライしてましたが、オンサイトを逃していました。

その後は、クミちゃんが「アボリジニ」をやっていたので、ついでに僕も「アボリジニ」を登って、
マーシーが「テレホンクラブ(5.12a)」にトライするのをビレイしたりしてました。
「テレホンクラブ」は見るからに難しそうなルートで、僕はとてもやる気にはなりませんでしたが、
このぶんだとマーシーはそのうち登りそうです。

そうこうしているうちに暗くなってきて、帰る前にもう1本登りたかったので、最後に「アブラカタブラ」にトライ。
登り始めるときに、既に暗くなり始めていたので、ヘッデンを点けて登り始めましたが、
数分も経たないうちにすっかり暗くなってしまい、
核心部ではヘッデンで足元を照らしてスタンスを探すような感じで、かなり難しかったです。
ここも一度諦めそうになりましたが、根性で粘ってムーブを起こして核心を突破し、見事にフラッシュ。
ヘッデンでのクライミングは初めての経験でしたが、
明るい中で登るよりも怖さも難しさもあって、なかなか痺れるクライミングでした。


【今日の成果】
ベビーピナクル5.9FL
No.3ルート5.10aトップアウト(1テン)
コナン5.9FL
フック船長5.10aMOS
アボリジニ5.10a再登
アブラカタブラ5.10aMFL