金鶏山〜筆頭岩


2018年10月15日(月)
会山行で妙義山に行ってきました。

今回は4つのパーティに分かれて、それぞれ別のルートを登りますが、
僕は山さんと組んで筆頭岩を登ります。
筆頭岩だけだとアプローチも短くて4ピッチしかなくてすぐに終わってしまうので、
金鶏山から縦走して筆頭岩まで行くことにしました。

見晴駐車場から5分ほど歩いて、金鶏山の登山口の階段があるところから山に入ります。
入口のところはかなり荒れていて、よーく見ないと階段があることも分かりません。



20分ほど尾根を登っていくと岩稜が出てきます。



どういうわけか顕著なトイ状になっている岩稜を登って、ぐんぐん高度を上げていきます。



結構トイ状が長く続きます。



岩稜帯を登り終えて、金鶏山の山頂に到着。



右側が表妙義、左側が多分星穴岳とかです。
どっちもすごくギザギザした稜線です。



金鶏山から筆頭岩に向けて縦走開始。



途中にあった鎖。
いつからある鎖なのか分かりませんが、この木よりも先に鎖があったみたいで、
木が成長して鎖と同化してました。



そしてその鎖の下の部分。
あまり鎖には体重を掛けたくないところですが、鎖を使わないのもなかなか難しく、
鎖を使っても使わなくても怖いところです。



稜線通しには歩けないので、岩場を避けて下ったり迂回したりしながら進みます。

要所要所に赤テープがありますが、藪っぽいところを掻き分けて進んだり、
微かに残る人の踏み跡を辿って道なき道を進むのがとても楽しく、
童心に返ったような気分でした。



こんなスラブをトラバースするところもあります。



スラブのトラバースは2連発で、1つ目は簡単ですが、2つ目は結構怖いです。
トラバースの最中にホールドが剥がれて危ういところでした。



そんなこんなで無事に筆頭岩の西稜に到着。

4ピッチのルートで、写真の部分が1ピッチ目だそうですが、
ここはロープを出すほどではないので、普通に歩いて登りました。



2ピッチ目。
ここからロープを結んで登攀開始。
順番決めのジャンケンで僕が勝ったので、僕がリードで登ります。

ここも傾斜は緩く、V級ぐらいの感じです。



3ピッチ目は山さんがリード。



3ピッチ目の細い岩稜部分をフォローで登る僕。



そして4ピッチ目。
4ピッチ目の出だしの部分がルート全体の中で一番傾斜が立っていて、ここが核心ぽい感じです。
何故か鎖があるのが残念ですが、鎖には触らないようにしてフリーで登ります。



4ピッチ目の最後の部分をフォローで登る山さん。
4ピッチ目も立っているのは出だしの部分だけで、出だしが終わるとほとんど岩稜歩きのような感じです。



筆頭岩の頂上に到着。
全体を通してU〜V級の感じで、クライミング的にはかなり不完全燃焼な感じでした。

ついでのつもりだった金鶏山からの縦走の方が楽しかったです。



頂上からは懸垂2回で下まで降ります。
1回目は5メートルぐらい降りて、2回目の懸垂支点から50メートルでちょうど下まで降りられます。



降りてから車道が見える方に真っ直ぐ降りていくと、車道に出られるポイントがあり、
そこから車道に出て終了。
あとは30分ぐらい車道を歩いて駐車場まで戻ります。



車に戻ってから「さくらの里」まで移動し、筆頭岩全体がよく見える場所で撮影。
今回のルートはちょうど写真の右側から岩稜を登っていく感じで、
1回下がっているところが3ピッチ目の細くなっているところです。

こうして見るとかっこいい岩ではあるのですが、ちょっと簡単すぎる感じでした。
やっぱりW級ぐらいのところがないと退屈な感じです。


今回のルート


7:30 見晴駐車場
↓ 6分
7:36 金鶏山登山口
↓ 46分
8:22〜8:32 金鶏山
↓ 2時間6分
10:38〜10:58 筆頭岩取り付き
↓ 1ピッチ目 4分
↓ 2ピッチ目 20分
↓ 3ピッチ目 30分
↓ 4ピッチ目 20分
12:12 終了点
↓ 1時間15分
13:27 車道
↓ 28分
13:55 見晴駐車場