丹沢主稜


2018年5月4日(金)
このところあまり山を歩いてなかったので、たまには長時間ガッツリ歩こうと思い、
前から行きたいと思っていた丹沢主稜線を檜洞丸から塔ノ岳まで縦走するコースを歩いてみることにしました。

スタート地点は西丹沢ビジターセンター。
ちょうど世間ではゴールデンウィーク後半の4連休の真っ只中ということもあり、
西丹沢のキャンプ場はとても混んでました。

バスの到着がちょっと遅れて、8時53分にスタート。
標準コースタイムで12時間ぐらいのコースなので、順調にいけば9時間ぐらいかな〜というところですが、
それでも下山が18時頃になる見込みなので、無事に歩き通せるかちょっと心配です。

なので、できるだけ荷物を軽くしてスピーディーに歩こうと思い、装備は必要最低限の物だけ持って来ました。

装備リスト
・ザック バーグハウス フリーフロー20
・レインウェア モンベル トレントフライヤージャケット
・500mlペットボトルの飲み物×4本
・食料(ミニあんぱん、スポーツようかん、ブラックサンダー、一本満足、アミノバイタルゼリー)
・ストック×2本
・救急セット(消毒液、絆創膏、テーピングテープ、鎮痛剤)
・自撮り棒
・スマホ
・モバイルバッテリー
・心拍計
・下山後の温泉セット

ウェアは半袖Tシャツにハーフパンツ。
膝の痛み対策に、初めてサポートタイツをはいて山を登ります。
靴はいとしゅーさんの力で安く手に入った、アディダスのスカイチェイサーという靴。

マウンテンランニングモデルの靴らしいので、せっかくだから走れそうなところがあったら走ってみたいと思います。



まずは最初の目的地、檜洞丸を目指してツツジ新道を登ります。



ゴーラ沢出合に到着。
丸木橋が2つ架かっていたので、丸木橋を渡って渡渉。



ゴーラ沢出合の後は、しばらく急登が続きますが、やがて木道が出てきます。
この木道が出てきたら山頂はもうすぐです。



スタートから1時間50分で檜洞丸に到着。
目標タイムより大分速く、良い調子です。



正面に見えている蛭ヶ岳方面へ下っていきます。



檜洞丸から下り始めてすぐ青ヶ岳山荘が見えてきますが、びっくりするぐらい青いです。
ちなみに青ヶ岳というのは檜洞丸の別名だそうです。



檜洞丸から一気に300メートルほど下って、また少し登って臼ヶ岳に到着。
ここからまた少し下って、いよいよ丹沢の最高峰・蛭ヶ岳への登りになります。



檜洞丸から1時間40分で蛭ヶ岳に到着。
この時点で時刻は12時28分。目標タイムより1時間以上速い到着で、
この時間にここまで来れれば、とりあえず一安心です。



来た道を振り返ると、檜洞丸の向こうに富士山がドーンと見えます。



山頂での記念撮影の為だけに、自撮り棒を持ってきていたので、初めて自撮り棒を使っての記念撮影。
自撮りだと笑顔になるのが難しくて、どうしてもしかめっ面になってしまいます。



まだまだ先は長いので、次の目的地の丹沢山に向けて歩き始めます。
左奥に見えているのが丹沢山、右の奥の高くなっているところがその次の目的地の塔ノ岳です。
大分長い道のりですが、檜洞丸〜蛭ヶ岳間に比べればアップダウンが少なく、歩きやすそうです。



鬼ヶ岩が見えてきました。



鬼ヶ岩の辺りから見る蛭ヶ岳。
とても良い山容です。名前がもうちょっとかっこよかったら、もっと人気が出る山だと思うんですけどね。



不動ノ峰を過ぎると、しばらく気持ちのよい縦走路が続きます。
この辺りは楽しく走れました。



丹沢山から塔ノ岳への縦走路が見えてきて、奥に大山も見えてます。
あの道も気持ちよく走れそうな感じです。

あと今回、1日の行程を通しての心拍数の変化の記録を取ろうと思って、腕時計型の心拍計(Mio FUSE)を着けてましたが、
気がついたらバッテリー切れで使えなくなってました。
出発前にフル充電していたのですが、登山で使うならもっとバッテリーが持つやつじゃないと使えませんね。
登りでオーバーペースにならないように心拍数を確認するには便利でした。



丹沢山への登り。
ここまでで登りの脚力をほとんど使い果たしてしまっていたようで、このちょっとした登りがかなり辛く感じました。
あと、登りに入る前の下りの部分で調子に乗って走っていたら、ちょっと膝の負担が大きかったみたいで膝が痛み始めました。



13時26分に丹沢山に到着。
このペースなら明るいうちに大倉まで下山できそうですが、痛み始めた膝がちょっと心配です。



そして14時14分に塔ノ岳に到着。
塔ノ岳までの道は、もうちょっと元気だったら走れたかもしれませんが、
もはや走れるほどの脚の力は残っておらず、結局ずっと歩きでした。

3年ぶりに塔ノ岳の山頂に来ましたが、やっぱりここからの景色は最高です。
富士山側にも海側にも遮るものが何もなくて、開放感が素晴らしいです。



ここからは大倉尾根の長〜い下りです。
膝が結構痛いですが、痛み止めを飲んで我慢して、ここからはストックを使って下ります。
荷作りをしているとき、軽量化の為にストックを置いていこうか悩みましたが、
やっぱりストックだけは持ってきておいて正解でした。



膝の痛みはあったものの、かなり速いペースで下山できて、なんと16時ジャストに大倉に到着。
終ってみれば、スタートから7時間7分でゴールということで、目標タイムの9時間を大幅に上回ることができました。

月稜会に入ってからクライミングばっかり行くようになって、山歩きがめっきり少なくなったので、
山歩きの体力が衰えていないか心配だったのですが、日頃のランニングでなんとか補えているみたいで、
むしろ自分自身の成長を実感する結果となりました。

今年の夏は北アルプスを縦走する予定なので、夏までにもうちょっとランニングで鍛えて、
アルプスの稜線を楽しみたいです。


今回のルート


8:53 西丹沢ビジターセンター
↓ 1時間49分
10:42〜10:48 檜洞丸
↓ 1時間40分
12:28〜12:36 蛭ヶ岳
↓ 50分
13:26〜13:35 丹沢山
↓ 39分
14:14〜14:24 塔ノ岳
↓ 1時間36分
16:00 大倉