城ヶ崎 あかねの浜


2018年4月10日(火)
今週も石田登山塾のパイセンと城ヶ崎に行ってきました。

城ヶ崎に行くときは、いつも熱海駅から伊豆急行の黒船電車に乗っていくのですが、
この黒船電車というのが、普通電車と同じように乗れるのに、座席が窓側を向いた特別な電車で、
ちょっとしたリゾート気分を味わえてテンションが上がります。



しかも今日は最高の天気。
どこまでも続く青い空と青い海。
平日ということもあり、電車の中もとても空いていて、なんとこの車両は僕一人で貸切状態。
すっかり気分が良くなって電車の中で写真を撮りまくっていましたが、
実は貸切ではなく僕の後ろの席におばさんが一人座っていることに気がついたので、
そこからは大人しく座ってました。



そんなこんなで岩場に到着。
今回は初めてのあかねの浜です。

ここも伊豆高原駅から徒歩で来れますが、今回は時間短縮の為に駅からタクシーに乗り、喫茶ジュピターの前で下車。
その辺りから遊歩道に入る入り口があるので、遊歩道に入って15分ほど歩くとあかねの浜に着きます。



簡単なルートからやろうと思っていたので、最初は「ライト・レイン(5.8)」をやるつもりでいましたが、
到着してみたら先着パーティが居て「ライト・レイン」を登っていたので、「増長天(5.9)」から登りました。
この辺りのルートは「日本100岩場」と「関東周辺の岩場」でグレードが大分違ってるみたいですが、
「関東周辺の岩場」のグレードで記載しています。(そっちの方がグレードが高めになっているので)

「増長天」は出だしの5メートルぐらいは垂直に真っ直ぐ走ったハンドサイズで、フットジャムもよく極まります。
ここでカムのサイズ選択ミスなどがあり、セットに時間が掛かりすぎてしまい、
2つ目のカムをセットする手前で疲れてきて、怖くなってテンションをかけてしまいました。

一旦下まで降りて仕切り直し、2度目のトライでは出だしのハンドをスムーズに突破。
その後のフレークもすいすい登って、中盤のテラスから登り始めるところでかなり長考しましたが、
そこも無事に越えてレッドポイント。
パイセンからキャメロットの3番を2つ借りて、キャメ3を3つ持って行きましたが、
最初のハンド帯でキャメ3を2つ使ってしまい、途中のキャメ3が欲しいところで既に使い切ってて焦りました。

最初にテンションをかけなかったらオンサイトだったのにと思うと、ちょっと悔しいです。
クライムダウンすればよかったのですが、クライムダウンでのフットジャムができませんでした。



次は「キャンドル(5.9)」にトライ。
下部の核心を突破した後でのプロテクションでちょっと悩みましたが、その後は特に問題なく登ってオンサイト成功。

続けて、その左にあるコーナークラックを登る「イソギク(5.9)」にもトライ。
上の方のテラスから先の、ホールドが乏しいフェイスが核心で、そこで長時間悩みましたが、ここもなんとかオンサイト。



他所のパーティが「増長天」を登ってました。
人が登っているところを見ると、あまりの長さに驚きます。



そして最後は、「持国天(5.10a)」にトライ。
ここは今日一番楽しみにしていた、ワイドのセクションがあるルートです。

パイセンからキャメロットの4番を2つ借りてのトライ。
「増長天」のときの反省を生かして、カムをセットした後でずらしたりしながら、カムを温存して登りました。
ワイドのセクションでは、ヘルメットやカムセットなど、身に付けているものがかなり邪魔になりましたが、
ずりずりと体を上げては止めて、核心の部分まで到達。
核心のところがスタンスが何も見つからなくて、とりあえずフィストジャムはバチ効きだけどその状態から動けず。
色々試してもがいているうちに力尽きてしまい、無念の敗退。

もう1回トライしてみましたが、やっぱり同じところで行き詰ってしまい、2便目も敗退。
足をどうにかしようと思って色々試してみましたが、何度かスリップしてフォールしたので、
クラックに突っ込んでいた右腕が傷だらけになりました。

カムを回収しながら少しずつ降りて、なんとか無事に敗退し、今日はここで終了。
「持国天」を登れなかったのは残念ですが、今日登ったところまででもすごく楽しいルートだったので、
頑張ってトレーニングして、次回はこのルートを登りたいです。


【今日の成果】
増長天5.9敗退
増長天(2便目)5.9RP
キャンドル5.9OS
イソギク5.9OS
持国天5.10a敗退
持国天(2便目)5.10a敗退
今回のルート