湯河原幕岩


2017年11月21日(火)
今日はいとしゅーさんと湯河原幕岩へ。
今日は都心でも最低気温が3度と真冬並の寒さですが、雲ひとつ無い快晴で、
日当たりの良い幕岩はポカポカと暖かい陽気です。

幕岩に来るのは今回で5度目ですが、初めて来たのが2年前の保科さんの講習会、
2、3回目が石田登山塾の講習、4回目が先月のニューエリアの辺りでよく分からない場所を登ったやつなので、
ちゃんとルートを登るのは今回が初めてです。



まずはアップで桃源郷の「いんちきするな(5.8)」を登ります。
このルートには2年前にもリードでトライしたことがあり、当時はまだクライミング初心者だったこともあり、
かなり怖い思いをしながら登った記憶があります。

あのときから比べれば大分登れるようになったと思うので、
このぐらいのグレードなら余裕で登れるだろうと思っていましたが、意外に苦戦しました。

最近になって岩場の岩質の違いを意識するようになってきましたが、
幕岩は火山灰が堆積して固まった凝灰岩という岩で、見た目はかなりのっぺりしていますが、
よく見ると細かいホールドがあるので、手も足も細かいカチを拾っていく感じです。

細かいスタンスにエッジングで立つのが続くので、この一本で結構ふくらはぎがパンパンになりました。



続いて「サンセット(5.10a)」にトライ。
上部の核心でしばらく悩み、結局分からず無念のテンションをかけてしまい、1テンでトップアウト。



桃源郷はどんどん人が来て混みあってきたので、次は桃源郷の上に移動して「クリスマスローズ(5.10b)」にトライ。
ボルトの数が多くて、どのラインがクリスマスローズなのか分かりにくかったですが、左右どっちのボルトを使ってもいいみたいです。

最初のトライでは、核心を越えた後で足の踏み変えができずに落ちてしまい、
いとしゅーさんがレッドポイントするのを見てからもう一度トライして、2撃目でレッドポイント。
ムーブが分かればそう難しくはありませんが、やっぱり外岩のオンサイトトライは難しいです。
もっと粘り強くホールドを探ったりムーブを探したりしないと、なかなかオンサイトはできないなと思いました。



次は希望峰で「帰還兵(5.10d)」をやろうとしましたが、団体さんが帰還兵にトップロープを張って大人数で登っていたので、
待っている間にいとしゅーさんが隣の「もうじきバカンス(5.11c)」にトップロープをセットして、下部のムーブを探ってました。



団体さんが終わってから帰還兵にトライ。
待っている間に他の人が登るのを何度も見ていたので、ムーブはすっかり分かっているつもりでいましたが、見るのとやるのとでは大違い。
最初のレイバックのところで、右手が痛くて耐えられず、レイバック体勢に入ることすらできずに敗退しました。

その後でいとしゅーさんが登るところを見て使うホールドを確認。
いとしゅーさんも核心のところで1回落ちてましたが、
レイバックの体勢から落ちたときに僕がガツッと止めてしまったせいで岩にビターン!ってなって痛そうでした。
落ちたときに少し流すというやり方が分からないので、その辺りも今度ジムで要練習です。

そしていとしゅーさんにトップロープをセットしてもらって僕もリトライ。
今度は上手くレイバックできましたが、核心の2回目のレイバックのところで腕の力が尽きてテンションをかけてしまい、1テンでトップアウト。
2回目のレイバックのところはかなり難しく、リードで登ってたら3ピン目のクリップが核心になりそうな感じでした。

最終バスの都合で今日はこれで終了となりましたが、最後にやった帰還兵はとてもおもしろいルートで、
がんばってこのルートをレッドポイントできるようになりたいと思いました。

ちなみにレイバックなんて普段あまりやらないムーブをやったせいで、翌日に下背部の左側が激しい筋肉痛になりました。


【今日の成果】
いんちきするな5.8MRP
サンセット5.10aトップアウト(1テン)
クリスマスローズ5.10b敗退
クリスマスローズ(2便目)5.10bRP
帰還兵5.10d敗退
帰還兵(TR)5.10dトップアウト(1テン)