三ツ峠山


2017年5月15日(月)
山登りを始めたのが2012年の4月なので、今年でもう丸5年が経ちました。

これまでの登山を振り返ってみると、最初の1年は日帰りでのハイキングばかりでしたが、
2年目からはテントや山小屋を使って1泊で山に行くようになり、
3年目からは沢登りの講習も受け始めて、冬には冬山の講習も受けて、
4年目にはさらにクライミングの講習も受けるようになり、冬には単独での冬山テント泊もやるようになってきて、
5年目には、目標としていた無雪期の穂高縦走、積雪期の赤岳登頂を果たすことができました。

これまで、講習会以外では基本的には一人で山に登ってきましたが、
自分が単独で行ける一番難しいところだと思っていた穂高と赤岳を登ったことで、
これからのスキルアップについて悩むようになりました。

沢や岩の講習を受け続けていても、
それだけでは自分で実践する機会が持てないし、行きたいところにも行けない。
冬山に一人で登り続けるにしても、トレースが無いようなところを一人で登るのは無理だし、リスクが大き過ぎる。

そこで、これ以上のスキルアップを求めるなら
いよいよ山岳会に入るしかないのかなと考え、いくつかの山岳会を見学してみました。

僕の仕事は基本的に休みが平日ということもあり、なかなか都合の合う山岳会が見つからずにいましたが、
主に月曜日に活動している「月稜会」という会を見つけて、もうここしかないという思いで、
ついにこの度、その山岳会に入会をしたのです。

そして今回が記念すべき僕の山岳会デビューの山行となります。
場所は三ツ峠の屏風岩で、ロープワークの講習。

三ツ峠には3年前にハイキングで登ったことがあります。
あのときは岩場でクライミングをしている人達を見て驚いたものでしたが、
まさか同じ場所でハイカーから驚かれる側になるとは、当時は全く思っていませんでした。



屏風岩までの歩きの時間で、コンテニュアスで登るときのロープのたすき掛けのやり方を教わり、
実際にコンテニュアスの練習をしながら登りました。
岩場の辺りに着いてから、懸垂下降でロープの繋ぎ目を通過する方法を教わって、
次は岩場で5.6ぐらいのルートをトップロープで登って、
登り終えたところのバンドで、フィックスロープにカラビナをかけ替えながらトラバースして、
最後に懸垂下降する、というのを1人ずつ全員やりました。

最後に懸垂下降の途中からロープを登り返す方法を教わって、今日は終了。



午前中の間はずっとガスが濃くて何も見えませんでしたが、下山するときにはガスが晴れていて屏風岩の全景が見えました。
いつか上まで登って抜けてみたいです。



富士山が近くて、裾野まできれいに見えました。

山岳会に入るにあたって、他の会員の皆とうまくやっていけるのかをすごく心配していましたが、
とてもアットホームで雰囲気の良いところで、何とかやっていけそうで、とりあえず一安心というところです。

会員の中には結構すごい人が何人かいるみたいなので、
頑張ってついていきながら、自分ももっと強くなれるよう頑張ります。


今回のルート