高尾山~陣馬山


2016年11月25日(金)
この日の前日の11月24日、東京で雪が降りました。
11月に都心で雪が降るのは、なんと54年ぶりのことだそうです。
しかも、なかなかたくさんの雪がまとまって降ったので、
うちの近くでも屋根や車の上には10センチぐらい雪が積もっていました。

そして明くる日の今日、ちょうど仕事が休みなので、
これはどこか山に行かなければ勿体無いと思い、久々に日帰りハイクに出かけることにしました。

ちょうど高尾山の紅葉が見頃の時期なので、
一度歩いてみたいと思っていた高尾山~陣馬山までの道を歩きます。



まずは高尾山の山頂を目指して稲荷山コースを登ります。

雪が降ったのは昨日だというのに、既に多くの人に踏まれていて、足元はぬかるんでグチャグチャ。
こんなときでも高尾山は人が多いです。



1時間ほどで高尾山頂に到着。
空気が澄んでいて富士山が綺麗です。
初雪と紅葉を同時に楽しめるというのは、とても贅沢な感じがします。

高尾山には何度も登っていますが、今までは高尾山に登って降りるだけのルートでしか登ったことがありませんでした。
今回は、初めてここから奥高尾方面に向けて進みます。



山頂から少し奥に行ったところのモミジがとても鮮やかでした。



城山に到着。

高尾山を過ぎてからは人も大分少なくなって、とても静かです。
テーブルとイスが全部カマボコみたいになってて面白いです。



城山からは東側の展望が開けていて、八王子あたりの街がよく見えます。



よーく見ると、遠くのモヤモヤの向こうに新宿の高層ビル群も見えます。
やや左の方で一際高く見えてるのはスカイツリーのようです。



城山を過ぎると、小仏峠までは結構下ります。
しばらく林の中の道になりますが、この辺りから気温もだんだん上がってきて、
木の上に積もっていた雪が融け出し、林の中ではずっと雨のように上から雪融け水が降ってきてました。
たまに雪の塊も落ちてきて、何度か頭に当たって冷たかったです。



景信山に到着。
ここの茶屋はなめこ汁と山菜の天ぷらが有名みたいですが、平日は営業していないようです。



景信山からは、これまで通ってきた道が見渡せます。
左奥のピークが高尾山で、右側のピークが城山です。

雪化粧の中に紅葉が混じっているのは、何だか違和感があります。



景信山のテーブルとイスも全部カマボコみたいになってました。
どうも僕はこれが好きみたいで、何回見ても面白いです。
雪が降って積もっていく様子をタイムラプス動画にしたら面白そうです。



日も高くなってきて、雪解けが進んで霧みたいになってました。
木々の隙間から光が差し込んで幻想的な感じです。



明王峠の手前の辺りから、開けた感じの道になりました。
林の中では、上から落ちてくる雪の塊に怯えながら歩いていたので、
頭上に何もないのはすごく安心です。



トレイルランの人が走って抜いていきました。
このコースはトレイルランの人気ルートみたいですが、こんなに足元が悪いのによく走れるものですね。



明王峠に到着。
後は陣馬山に向けての最後の登りを残すのみです。



明王峠を出てからもしばらくは林の中でしたが、
突然開けてきて陣馬山の山頂が見えてきます。
例の山頂のオブジェみたいなのもチラッと見えます。



高尾山の山頂を出発してから3時間半。
ようやく陣馬山に到着しました。

ここまでの間にも展望の良いところはいくつもありましたが、
どこも展望が開けているのは特定の方角だけでした。

ここだけは360度何も遮るものがなく、最高の眺望です。



今日は山頂でラーメンを作って食べようと思って調理器具を持ってきていたので、
富士山を眺めながらのランチタイム。



ランチの後は陣馬山の北側の道を降りて、陣馬高原下のバス停からバスに乗って帰りました。

今回の高尾山~陣馬山のルートは、山登りを始めた頃から、いつか行ってみたいとは思っていましたが、
何しろ標高が低いので、ついつい他のもっと標高が高い山に足が向いてしまっていました。

ちょうど今日は気軽に低山を歩きたいタイミングだったので、ようやくこのルートを歩くことができましたが、
道はなだらかながらも、少しずつ登ったり下ったりの連続で、意外と歩き応えのある道でした。
紅葉のピークな上に初雪という、最高に面白いときにこのルートを歩けて良かったです。


今回のルート

8:14 高尾山口駅

9:17 高尾山

10:03~10:10 城山

10:26 小仏峠

11:02 景信山

12:08 明王峠

12:43~13:18 陣馬山

14:20 陣馬高原下バス停