坊主谷


2016年8月13日(土)

前回に続けて奥多摩の沢で、今回は坊主谷を遡行してきました。

今回は1年ぶりの参加となる登山教室Timtamの沢登り講習に参加。

入渓点となる峰谷林道の橋のところにある、車1台分ぐらいの駐車スペースに車を停めて入渓。
バスの便が悪いところなので入る人が少ないらしく、この日は僕らの貸切でした。



入渓してすぐの最初のゴルジュ。
ここは4つの滝が連続します。巻く場合は右岸から簡単に巻けるみたいですが、今回は直登。
最初のチョックストーン滝は右壁の方から登ります。



2つ目の滝は左壁のバンドから上がります。



4つ目の滝はほぼ垂直です。。



きれいな幅広の滝。



その後は小滝が続き、明るくて穏やかな感じがしばらく続きます。



2つ目の幅広の滝。



7m滝。



7m滝は左側の方から登ります。



その後はまたしばらく小滝が続きます。
丹沢の沢とはまた少し違って、苔むしてて鬱蒼とした感じがまた良いです。



そしてここからがこの沢の核心部。
12mの大滝を含む5連瀑。
1つ目の5m滝が一番小さいですが、ツルツルで結構てこずりました。
滝を登らなくても、少し手前の左側から簡単に登ることができます。



2つ目、3つ目の滝。
整った形で美しいですが、倒木がちょっと残念な感じです。
2つ目の滝は左から巻きます。



3つ目の滝は左側から。



そして核心の大滝。
右壁のバンドに上がり、バンド沿いに落ち口の方へ登ります。
高さがあるので中々怖いです。



大滝を越えると、その後は登り応えのある滝はなく、穏やかな感じの渓相になります。



「沢登りルート120」の遡行図に、「美しい」と書いてある5mの滝があったので楽しみにしていたのですが、
どうやらこれがその滝みたいです。
遡行図が書かれたのが2008年なので、この8年の間にすっかり埋まってしまったみたいですね。



その後はしばらく歩くと右側の上の方に取水層の巡視路が見えてくるので、
そこで遡行を終えて、後は巡視路まで上がり、巡視路を通って下ります。



そのまま巡視路を下っていけば浅間神社まで行きますが、
今回はメンバーの1人がこのまま稜線に出て七ツ石小屋まで行くというので、
それに付き合う感じで途中の斜面を登って浅間尾根まで上がります。

200mほどの高さを一気に登り、1320m付近の平らな場所に着いて、そこで七ツ石小屋まで行くメンバーと別れて下山開始。
そのまま浅間尾根を下って浅間神社まで行き、浅間神社から南西に伸びている尾根を下り、
途中から右側の斜面に降りて、峰谷林道に着きました。
浅間神社からは道が無いところを降りましたが、かなりの急斜面で、
正直なところ沢の遡行よりも浅間神社からの下りの方が大変でした。


今回のルート
(GPSのログはとっていなかったので、
巡視路から浅間尾根に上がるまでのルートは適当です。)

9:30 入渓点

12:20 大滝

14:10頃 取水設備の巡視路

15:30頃 浅間尾根の1320m付近

16:30頃 浅間神社

17:10 峰谷林道