水根沢


2016年7月24日(日)

今シーズン2本目の沢は奥多摩の水根沢。

前回は初めて谷川連峰の沢に行きましたが、
今回は初めての奥多摩の沢です。

今回はKuriAdventuresというところの沢登り講習に参加。
水根バス停前の駐車場で沢装備を装着して出発し、10分ほどで入渓点に到着しました。



水根沢といえば、水量が多く泳ぎの沢というイメージがなんとなくありましたが、
噂どおり最初の小滝から釜が深いです。



3mのチョックストーン滝。
ここの釜は深くて足がつきません。
最初は釜の方から登ろうとしましたが難しくて登れませんでした。
写真のように右岸をへつるのが登りやすいです。



次の3m二条滝。



入渓してから結構すぐにゴルジュが始まります。



ここは左岸からへつります。
左岸の高いところに残置スリングがいくつかあるのが不思議でした。
ちなみに写真の右上の人が残置スリングを掴んでます。



この日はとても人が多く、ゴルジュ内では渋滞が起きてました。



ここは写真では右側からへつってますが、
釜を泳いで水流の右側を登るのが簡単です。



ここからが水根沢の核心部の連瀑帯。
最初のトイ状4m滝は、釜を泳いで取り付き、両手両脚をつっぱってステミングを駆使して登ります。



トイ状4m滝を上から見たところ。



次の滝は直登が難しいので、右側の壁を登ります。
なかなか難しそうな壁に見えますが、取り付いてみるとスタンスがしっかりあって、わりと簡単に登れます。

しかしこういう壁って、「このラインが登れるよ」って教えてもらえば登れますが、
何の予備知識も無い状態でここに来たら、自分でルートを探すのはかなり難しそうです。



だんだん日が当たってきて明るくなってきます。



写真の三段滝のところでは、木がちょうど平均台のようになっていて、
その上を上手に渡れば濡れないで通過できます。
でも普通に水に入って登った方が断然速く登れます。

カメラのレンズが曇っていたので、右の人の頭がモヤッとしてます。



第1ゴルジュから第2ゴルジュの間は開けた感じになっていて、
心が癒されるような風景です。



そしてこの沢の名物、半円の滝。
ここは天然のウォータースライダーとしても有名な滝で、
落ちても平気なのでみんな確保なしで登ってました。

手前にあったトイ状の滝と同じように両手両脚をつっぱって登ります。
こっちの方が難しく感じましたが、なんとか登れました。
今日はちょっと水量が少なかったらしいです。



登っている人を上から見たところ。

今回の遡行はここまでで終了。
半円の滝を登ったところでお昼ご飯を食べて、
ちょっと先のところから登山道に上がって下山しました。

水根沢は最後まで詰めずに半円の滝で遡行を終えるパーティが多いみたいで、
他のパーティも大体同じところで遡行を終えてました。
短い沢だったけど、美しさと楽しさがギュッと詰まった素晴らしい沢でした。




今回のルート

9:25 水根バス停前駐車場

9:35 入渓点

12:25~13:00頃 半円の滝

14:00頃 水根バス停前駐車場

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