白馬岳


2014年8月5日〜8月6日

テント泊で北アルプスの白馬岳に登ってきました。
今年初のテント泊、そして初めての単独でのテント泊です。

新宿から夜行バスに乗って、朝の6時に猿倉に到着。
1日目は猿倉から白馬岳頂上宿舎まで登ります。

出発前にザックの重さを量ったら、なんと19.5kgもあったので、
これは重過ぎると思い、3.5リットルあった水を1リットル捨てて、18.5kgにしました。

巷で流行りのウルトラライトスタイルとかいうやつは、テント泊でも5kg以下の装備で行くらしいです。
ウルトラライトまでいかなくても、10kg前後まで軽量化できたら大分楽になるとは思うんですけどね。
僕はそんなに体力がある方ではないので、装備の軽量化が今後の課題です。



猿倉を出てしばらくは、林道みたいな整備された道を歩きます。
1時間ほど歩くと、「ようこそ大雪渓へ」の文字が見えてきます。



そしてついに大雪渓へ。
この為に持ってきたアイゼンを履いて、ついに憧れの大雪渓を登ります。



大雪渓は真夏でも涼しいと聞いていましたが、
湿気をはらんだ冷たい風が正面から常に吹きつけてきて、
涼しいどころか、すごく寒いです。
あとメガネがすごい勢いで曇るので、メガネの人は曇り止めをしておかないと見えなくなります。

今日は霧が濃くて前も後ろもほとんど見えず、ずっと一人ぼっちで歩いているような感じでしたが、
たまに霧が薄くなると、前も後ろも人だらけ。
一瞬だけ霧が晴れて先の方が見えましたが、蟻の行列のように黒い点々が遥か先まで続いていました。

大雪渓に入ってから出るまでの大体2時間ぐらい、延々と雪渓歩きが続きます。



大雪渓を抜けてから30分ぐらいは、花の多いエリアになります。
立ち止まって花を撮影している人がたくさんいましたが、僕はスルーしました。

しばらくするとまた雪渓が出てきます。
こちらは小雪渓と呼ばれており、5分ほどで終わりますが、トラバースなので少し怖いです。



少しだけ霧が晴れてきて、稜線が見えてきました。
ちなみに写真に写っているGさんは僕と同じ新宿からの夜行バスで来ていた人で、
今日のうちに白馬三山を越えて天狗山荘まで行くそうです。

到着予定は16時頃だと言うので、「この後の天候が心配ですね。」と言ったら、
「なあに、稜線にさえ出ればどんな天気になっても道に迷うことはない。」と言って、
さっさと僕を抜いていってしまいました。
74歳だと言っていましたが、元気な爺さんもいるもんです。



11時過ぎぐらいになって、ようやく今日の宿泊地の白馬頂上宿舎が見えてきました。
テント装備を担いでの5時間の登りは、やっぱりかなりキツくて、
肩も背中も腰も脚も、けっこう限界まで来てました。

頂上宿舎に着いてすぐにテントの設営を始めましたが、
強風の中でテントを張るのが結構大変で、20分ぐらいかかってしまいました。

張り終えた後でとりあえずマットの上に横になったら、30分ほどうたた寝してしまい、 目覚めたら13時ちょっと前。
今日はここで泊まって、明日白馬岳に登ってその先まで行く予定でしたが、
暇なのでちょっと白馬岳の頂上まで行ってみることにしました。



というわけで頂上まで来てみましたが、やっぱり霧で眺望はゼロ。

頂上までの登りの間、近くに居て話し相手になっていたおっさんが居て、
「私は30年前にもここに来たけど、そのときは剣も見えたし、
五竜の厳つい姿もよく見えたものだよ。」と言っていました。
五竜岳はまだ見たことがないので、五竜の厳つい姿というのがちょっと気になります。

頂上でそのおっさんにシャッターを押してもらいましたが、
しばらくしたら、「そろそろ帰りましょうか。」とか言われて、仕方なく一緒に下り始めました。
少しの間一緒に歩いていましたが、どうしていいか分からなくなったので、スピードをあげて撒きました。



今日のお昼ご飯はカップラーメンを持ってきてはいたのですが、猛烈に腹が減ってきたので、
白馬山荘のレストランでお昼を食べることにしました。



昼食の注文は14:00までとなっており、ギリギリで牛丼を注文することができました。

白馬山荘は日本で始めての山小屋であり、1500人の収容人数を誇る日本最大の山小屋でもあるそうですが、
レストランも立派で、ケーキも何種類もあって、中にはワイングラスでワインを飲んでいる人もいました。
個室もあるみたいなので、仲間と泊まりに来るのも楽しそうです。



テント場に戻る途中で霧が晴れてきたので、
テント場の少し先の丸山という展望スポットまで行って、白馬岳の全体が見える瞬間を待って撮影。

テント場にあるテントの、右から2つ目の黄色いテントが僕のです。
しかし、こうして見ると白馬山荘はちょっと大きすぎますね。
せっかくの景観を壊してしまっているような気もします。



丸山から反対側を見ると、杓子岳と白馬鑓ヶ岳が見えます。
白馬岳と合わせて白馬三山と呼ばれているそうです。

途中で会ったGさんも、今頃はこの中のどこかを歩いているはずです。



旭岳もよく見えました。

15時過ぎぐらいにテントに戻って、特にすることもないので横になっていたら、
4時間ぐらい眠ってしまい、気がついたら暗くなっていました。

夕飯はマジックパスタのカルボナーラを食べて、しばらくラジオを聴いたりして寝ました。



2日目の朝は4時前に起きて、
朝食にアルファ米の山菜ごはんとフリーズドライの豚汁を食べました。
雨が降っていたので日の出は見れず、さっさとテントを撤収して出発。



また白馬岳の頂上を通りましたが、やっぱり霧で何も見えませんでした。

白馬岳から先の小蓮華山までの稜線歩きを楽しみにしていたのですが、
ずっと横殴りの雨で何も見えませんでした。残念です。



小蓮華山に到着。



白馬大池の近くまで来たところで、ようやく霧が晴れてきました。



白馬大池から栂池方面に下りますが、
意外に道が岩ゴロゴロで険しいです。



途中で少し雪渓を渡り、また岩ゴロゴロ地帯に入ります。



こんな感じの下りがけっこう続きます。
ここの部分がこの2日間で一番の難所でした。



ようやく空が晴れてきました。
昨日の登り始めから一度も晴れ空を見ていなかったので嬉しいですが、
振り返って稜線の方を見るとやっぱり雲の中です。



尾瀬を彷彿とさせるような木道がありました。
後で調べて分かったのですが、この辺りは天狗原と呼ばれていて、高山植物の多い湿原になっているようです。



12時少し前にロープウェイの駅に到着。
ロープウェイとゴンドラリフトを乗り継いで、30分ぐらいで下界まで降りました。

その後はバスで白馬駅まで行って、駅の近くの温泉に入って帰りました。
テント泊は疲れるけど、その分終わった後の温泉が最高ですね。


今回のルート

1日目
6:05 猿倉

11:20〜12:50 白馬岳頂上宿舎

13:40 白馬岳

13:55〜14:15 白馬山荘

14:35〜14:55 丸山

15:05 白馬岳頂上宿舎

2日目
5:40 白馬岳頂上宿舎

6:20 白馬岳

7:20〜7:30 小蓮華山

8:45〜9:00 白馬大池

11:55 栂池自然園駅