勘七ノ沢


2014年6月22日

今月も中級沢登り教室で丹沢の山岳スポーツセンターに行ってきました。
今回は四十八瀬川水系の勘七ノ沢を遡行しました。

4月、5月と講習を受けてきたので、今回でもう3度目ですが、
1日目はいつもと同じく、ロープの結び方、懸垂下降、クライミングボードを使って登攀の講習。



2日目の朝は5時30分に山岳スポーツセンターを出発。
朝起きたら雨がザーザー降りだったので、中止にならないか心配でしたが、
「どうせ沢に入れば濡れるんだから」ということで、行くことになりました。

出発してから1時間20分ほどは林道歩き。結構退屈です。



まずはF1(5m)。

事前の説明では、このF1が一番難しいという話でしたが、
実際にかなり難しく、講師の方が設置してくれたスリングを掴んでなんとか登れました。



F2(4m)。



F3(8m)。



そして2段の滝になっているF4(3m、8m)。

難しいところはトップロープで1人ずつ、
比較的簡単なところはフィックスロープにプルージックで登ります。

今日は16人の生徒に対して講師が5人も居たので、いつもより待ち時間が短く、サクサク登れて良い感じでした。

F1からF4までは、けっこう短い距離の間に滝が連続していますが、
F4の後はしばらくゴーロが続きます。



いくつかの堰堤を越えてしばらく歩くと、F5が見えてきます。
15mの大滝です。



下から3分の1ぐらいのバンドのところから登り始めるので、
実際に登る高さは8mぐらいだと思いますが、
傾斜がキツイので、登りきった後は結構達成感がありました。



その後はすぐに2段のF6があります。



そしてF6を越えると、ついにゴルジュ。

ゴルジュというのは、水路の両側が岩壁になっているところです。
特に狭くなっている部分は、写真の真ん中の人がやっているように、
両手両足を両側に突っ張って通ります。



F8(5m)。
この滝を越えたあたりで、右側の尾根に上がって、そこから大倉尾根に出ました。



14時ぐらいに大倉尾根に出たので、そこから下山。
昼からは晴れる予報でしたが、結局ずっと雨が降っていて、霧もすごかったです。
意外に沢の中に居る間は雨はほとんど気になりませんでした。

前回の水無側本谷では不完全燃焼で終わってしまったので、
今回はたくさん滝を登れて満足です。
今回初めてゴルジュを通過しましたが、ゴルジュの中はなんだかワクワクする特別な空間でした。
もっと他の沢のゴルジュにも行ってみたいです。


今回のルート

5:30 山岳スポーツセンター

14:00 大倉尾根の花立山荘の少し下の辺り

15:40 山岳スポーツセンター