赤岳・阿弥陀岳


2013年6月8日〜6月9日

今回は会社の登山部の仲間達と一緒です。
そして、なんと今回は山小屋泊です。

昔、夏に富士山に登ったときに、山小屋に泊まった経験はありますが、
あのときの大部屋でのすし詰め状態が嫌な思い出になっていて、
もう山小屋には泊まりたくないと思っていました。
ですが、山小屋によっては個室が用意されている小屋もあるみたいなので、
今回は八ヶ岳の赤岳の頂上直下にある「赤岳天望荘」で、贅沢にも個室の予約をしてしまいました。

朝7時に新宿発の特急スーパーあずさに乗って、茅野駅で下車。
茅野駅から美濃戸口に行くバスの乗り場は、登山者のザックがずらりと並んでいました。



美濃戸口から美濃戸までは、1時間ほど林道を歩きます。



美濃戸から先は北沢ルートと南沢ルートに分かれますが、
今回は南沢ルートで、最初の目的地の行者小屋を目指します。
行者小屋までの道は特に難所も無く、緩い傾斜の森の中を歩いて行く感じです。



途中から少し雪がありましたが、
こないだの鳳凰三山のときと比べれば無いようなものです。
アイゼン無しで全く問題ありません。

どうしてこうなるのか分かりませんが、道の真ん中の部分だけ、
ちょうど山脈の稜線のように雪が高くなって残っていました。



途中で開けた場所に出て、稜線が見えてきました。
今日の最終目的地の赤岳天望荘が見えます。
まだまだ遠いですが、ここまではずっと展望のない森の中だったので、
一気にテンションが上がります。

ちなみに、写真の2人が今回のメンバー。
2人とも富士山の登頂経験もある実力派です。



これが赤岳天望荘です。
ルートがどうなっているのかよく分かりませんが、
この斜面をどうやって登るんでしょうか。



13時45分に行者小屋に到着。



テント場には、既に多くのテントが張られていました。



お昼ごはんのラーメン。
こんな山奥で普通にラーメンが食べられるというのは感激です。



行者小屋を出てからは、赤岳天望荘を目指して地蔵尾根を登ります。
最初のうちは樹林帯で、うっすらと雪がありましたが、樹林帯を抜けると岩の急登が始まります。

急な所には階段が設置されていますが、狭いので、
降りてくる人とすれ違うときは通過待ちをすることになります。
今日は大して混雑はしていませんでしたが、ピーク時は渋滞しそうです。



赤岳天望荘が間近に見えてきました。
山頂にある赤岳頂上山荘もうっすらと見えています。
それにしても、こんなところにどうやって山小屋を建てたんでしょうかね。



この鎖場を登れば稜線です。
ここで少し雨が降ってきましたが、もうすぐ山小屋なので頑張って登ります。



稜線に出ると、これまで見えなかった東側の景色が見えます。
曇っていて景色はよく見えませんが、一部晴れているところがあり、薄く虹が出ていました。



16時5分に赤岳天望荘に到着。
コーヒー・お茶が無料で飲み放題なので、早速暖かいコーヒーで乾杯。



これが3人部屋の個室です。
大部屋に比べると料金は高くなりますが、
静かな部屋で回りを気にせずベッドで眠れるというのは嬉しいです。



個室の窓からの眺め。
晴れていればいい景色なんだろうけど、どん曇りで何も見えず…。



17時15分から夕食です。
食事はなんとバイキング形式で食べ放題。
タラの芽の天ぷらが揚げたてでサクサクしていて、最高の味です。
豚の角煮やチキンのトマト煮など、肉料理がたくさんあったのが意外でした。



そして、赤岳天望荘の一番の特徴の五右衛門風呂。
僕らは一番最後に入ったのでお湯はちょっと濁っていましたが…、
とりあえず汗は流せました。



星空が見れたらいいなと思い、一応外に出てみましたが、
霧が濃くて星空も夜景も何も見えませんでした。
仕方ないので、ランタンの明かりで記念撮影だけしました。
何度か失敗しましたが、見事8秒間の静止に成功。

消灯時間は21時でしたが、僕らは個室なので、
消灯後もランタンの明かりで少しお喋りをして、22時頃に就寝。

この日の最低気温は3度で、外は真冬並の寒さでしたが、部屋の中は暖かく(15度ぐらい)、
静かでとても快適でした。
それなのに、布団に入って目を閉じていても、どういうわけか眠ることができず、
結局一睡もできないまま、やがて空が明るくなってきたので、ご来光を見に外に出ました。



ご来光に大はしゃぎの部員達。



そして5時に朝食。
今日はたくさん歩くのでがっつり食べます。

朝食を食べた後、出発の時間まで横になっていたら、30分ほど眠れました。



2日目は晴れました。
最高の天気の中、赤岳の頂上を目指します。



北アルプスと僕。



出発して45分で頂上に到着。



赤岳の頂上からは、360度の展望が広がります。
南側には、八ヶ岳南部の権現岳や編笠山、さらに向こうには南アルプスが見えます。
こうしてみると、北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳の3つは明らかに他より抜きん出ていて、存在感があります。



先月登った鳳凰三山も見えます。
一番左から、薬師岳・観音岳・地蔵岳。
地蔵岳のオベリスクは、こんなに遠くから見てもポチッと飛び出ているのが分かります。



富士山の方は若干のもやがかかっていますが、
それがまたいい感じになっています。



赤岳の南側を下ります。
登ってきた北側の方よりも険しいです。



赤岳を下ると、正面に見える中岳と阿弥陀岳。
当初のスケジュールでは、中岳のコルから行者小屋の方へ下って下山する予定でしたが、
部員達のテンションが高いので、勢いで阿弥陀岳にも登ることにしました。



サクッと阿弥陀岳に登頂。
実際は険しすぎて、写真を撮っているほどの余裕がありませんでした。



阿弥陀岳は八ヶ岳の主脈から外れているので、主脈をちょうどいい角度から眺めることができます。
左から硫黄岳・横岳・赤岳。
写真には写っていませんが、さらに右に権現岳・編笠山と続きます。
いつかは歩いてみたい稜線です。



阿弥陀岳からの下りも結構大変でしたが、とりあえず皆無事に下りれて一安心です。



阿弥陀岳に登るのに、中岳のコルにザックをデポしておきましたが、
他の人達もそうしていたので、中岳のコルにはたくさんのザックが置かれていました。
まずないとは思いますが、盗難とかちょっと心配です。



中岳のコルから行者小屋へ向かって下山開始。
この道はなだらかで歩きやすいです。



林の中で鹿を発見。
鹿がこっちを発見する方が先だったので、逃げていく後ろ姿しか撮影できませんでした。



今日も行者小屋でランチ。今度はざる蕎麦です。



下山の途中で、他の人達が這いつくばって何かを撮影していたので、
僕らも撮影してみました。
ホテイランという絶滅危惧種のお花だそうです。



ホテイランが咲いているところがもう一箇所ありましたが、
人が入らないようにそこだけロープで囲われていました。



16時ジャストに美濃戸口に到着。
そこからタクシーで「もみの湯」に行って温泉に入りました。
久々ですが、やっぱり下山後の温泉は最高です。

今回、人生で2度目の山小屋泊でしたが、
結論から言うと、山小屋最高です!
ご飯は美味しいし、快適な環境で眠れるし。(今回は眠れませんでしたが)
大部屋に泊まるのはやっぱり嫌だけど、
個室のある山小屋ならもっと泊まってみたいなと思いました。

とは言っても既にテント泊装備も揃っているので、
お金の節約の為に、一人のときはテント泊がメインになると思いますが。
今回のルート

1日目
10:15 美濃戸口

11:00 美濃戸

13:45〜14:40 行者小屋

16:05 赤岳天望荘

2日目
7:00 赤岳天望荘

7:45〜8:20 赤岳

9:50 中岳のコル

10:15〜10:25 阿弥陀岳

11:00〜11:20 中岳のコル

12:25〜13:25 行者小屋

15:20 美濃戸

16:00 美濃戸口