日和田山


2012年11月20日

奥武蔵の日和田山に登ってきました。
今回は山頂を目指す山登りではなく、中腹にある岩場で岩登りです。

僕が山登りを始めたきっかけが「孤高の人」や「岳」という漫画の影響ということは以前に書きましたが、
やっぱり漫画に出てくるような岩場でのクライミングをいつかやってみたいなと、
山登りを始めた頃から思っていました。

岩登りについて調べてみると、登る人と確保する人の2人セットじゃないと出来ないということがわかり、
どうやって始めればいいのか分かりませんでした。
どこかの山岳会に所属しようかとも考えたこともありましたが、
なかなか実行に踏み出すことはできませんでした。

しかしこの度、同僚のツテでクライマーのHEIJIさん(71)という方と知り合うことが出来、
ついに念願の岩場に連れて行ってもらえることになったのです。

場所は日和田山にある男岩という岩場。
西武秩父線の高麗駅から歩いて行きます。
上の写真の像は電車の窓から見たことはありましたが、
まさかこの駅で下車することがあるとは思ってもいませんでした。



駅の北側に出るとすぐに日和田山が見えます。
山頂のちょっと左下に鳥居が見えていますが、その少し下が目的の岩場です。



9時に男岩に到着。
既に2組の先客が居ました。
っていうかパッと見て「これは無理だ」と思いました。

男岩には西面と南面があって、こちらは比較的難しい西面の方だそうです。



こっちが今回僕がチャレンジする南面。
こっち側ならなんとかいけそうです。



真横から見てみると、けっこう斜めになっています。
実際に登っているときは垂直のような感じがしますけどね。



HEIJIさんがてっぺんに支点を作ってトップロープを張ってくれました。
後ろでHEIJIさんがロープを支えてくれているので、後はがんばって登るだけです。

最初は普通のスニーカーで登りましたが、どうやっても途中までしか登れず、
3回目からはHEIJIさんのクライミングシューズを貸してもらいました。

クライミングシューズに履き替えてからは、小さなスタンスにも立てるようになり、
何度目かの挑戦でてっぺん付近のクラックを乗り越え、頂上に立つことができました。
その後も別のルートで何度かてっぺんまで登りましたが、
10本ぐらいやったところで腕に限界がきて、体を持ち上げることができなくなったので終了しました。



横を見ると女岩が見えます。
女岩の方が難易度が高いそうです。



埼玉県警が懸垂下降の練習をしてました。



平日なのに、とてもたくさんの人が来ていて、男岩の西面はかなり混み合っていました。
クライミングって意外に人気があるんですね。

HEIJIさんも2本だけ登ったので、その間は僕がビレイヤー(確保する人)をやりましたが、
意外なことにビレイヤーはビレイヤーでものすごく疲れます。
ビレイをしている間はずっと上を見上げていたので、首を痛めてしまいました。


今回のルート
:高麗駅−男岩−高麗駅