丹沢主脈


2012年10月31日

今年の4月に山登りを始めてから、
丹沢の主峰・蛭ヶ岳(1673m)にいつか登ってみたいと思っていました。
しかし蛭ヶ岳は奥まったところにあり、日帰りで行くのはなかなか難しいところです。

丹沢の北側から入れば、少しは距離が短縮できるようですが、
北側のバスは本数が少なく、下手をすると帰りのバスに間に合わないことも考えられます。
しかし南側の大倉バス停からは20時台までバスが出ているらしいので、
せっかくだから丹沢の北側から蛭ヶ岳まで登って、そのまま丹沢の南側に下山する
丹沢主脈縦走コースで登ってみることにしました。

そんなわけで、朝6時53分に橋本駅を出るバスに乗って、
8時に焼山登山口のバス停に到着。
バス停を下りてから林道を歩き、登山道を目指しましたが、
どうもいきなり道を間違ってしまったらしく、登山道の入り口が見つからないまま
林道の終点まで行ってしまいました。
既に40分ほど歩いてしまっていたので、引き返すほどの時間の余裕は無く、
仕方なく近くの尾根に登り、地形図を頼りに道なき道を進み、
最初の目的地の焼山を目指すことにしました。



1時間ほど尾根を歩き、無事に登山道に復帰しました。
登山道から外れている間も現在地は大体特定できていたので、
登山道に戻れる確信はありましたが、無事に復帰したときには安堵感で涙が出そうでした。
高度計を持っていて本当に良かったです。

この写真の場所に出る手前は、かなり急な斜面を登ってきましたが、
誰も通っていない道なので地面は超がつくほどのフカフカ。
踏み出した足に体重をかけると、地面がズルズルと動くので、
とにかく両手で木を掴みまくりながら登りました。



10時ちょうどに焼山に到着。
予定のタイムより若干遅れてはいましたが、
諦めるほどの遅れでもないのでこのまま進むことにしました。



10時40分に黍殻山に到着。
山頂には雨量計測の施設があります。



12時を少し過ぎたあたり。
ここを登ればいよいよ蛭ヶ岳山頂です。
木製の階段が延々と続きます。



最高に不気味な植物を見つけました。
一体なんなんでしょうか。



12時45分に蛭ヶ岳に到着。
ここが神奈川で一番高い場所です。



山頂周辺には木が無く、360度見渡すことができます。
冬の快晴の日であれば、北アルプスの山々まで見通すことができるそうですが、
今日はちょっと残念なお天気で、富士山も見えませんでした。



次の目的地の丹沢山に向かう道で、急な岩場があります。
丹沢にもこんなところがあるんだな〜という感じでした。
ちなみに、一番上にある2つの大きな岩には「鬼ヶ岩」という名前がついているそうです。



雲間から太陽が出てきました。
何か降臨してきそうな感じですね。



この道を登れば丹沢山です。
先行していた6人のパーティーに追いつきました。

今までの山行では、1つの山に登って下りる、ということが多かったのですが、
今回みたいな縦走だと下ったり登ったりの繰り返しで、それが結構キツイです。



14時15分に丹沢山に到着。
この丹沢山は深田久弥の「日本百名山」に載せられているそうで、
神奈川では唯一の百名山となっています。
山頂ではさっきの6人パーティーが休憩していたので、この写真だけ撮ってそのまま通過。

(2012.11.26追記)
恥ずかしながら、この記録を書いた時には深田久弥の「日本百名山」を未読の状態でしたが、
読んでみたら、「日本百名山」で言うところの丹沢山というのは、この地点のピークを指すのではなく、
丹沢山塊全体を指しているようです。



15時5分に塔ノ岳に到着。
4月に登ったときのことが懐かしいです。

塔ノ岳からの下りは、4月のときは3時間以上かかりました。
日が暮れると山の中は真っ暗になるので、
山頂の山小屋に泊まっていこうかとも思いましたが、
宿泊費の6千円が惜しいので下山することにしました。
既に2回通っている道だし、ヘッドライトもあるから何とかなるでしょう。



道の真ん中を野生の鹿が歩いていました。
鹿との距離はおよそ5メートル。
こんなにデカい野生動物には初めて遭遇しました。

鹿だけに、僕のことは完全にシカトしてました。



さらに少し歩いたところの山小屋の脇で、今度はオスの鹿に遭遇。
角が立派すぎて、正直なところかなり怖かったです。
恐る恐る写真を撮っていたら目が合ってしまったので、
目を合わせたまま忍び足で距離をとって、そそくさと立ち去りました。



4月にこの道を歩いたときは知りませんでしたが、
塔ノ岳の大倉尾根は、バカみたいに階段が多いことから「バカ尾根」と呼ばれているそうです。
道の7割ぐらいは階段だったような気がします。
この階段が、疲れた脚にはかなりきつく、今回も膝を痛めましたが、
なんとか17時26分に大倉バス停に到着。

無事に下山はできましたが、今回はちょっとスケジュール的に無理がありました。
地図を広げてコースタイムだけ見て、「何とか日帰りできるかな」と思っていましたが、
ほとんど休憩なしで9時間以上歩き続けるというのは、体力的にはちょっと無茶でした。
休憩を含めて7〜8時間で下山できるのがベストですね。

でも今日は丹沢の新しい一面が見れて楽しかったです。
特に蛭ヶ岳〜丹沢山の眺望は最高でした。


今回のルート
:8:00 焼山登山口−10:00 焼山−10:40 黍殻山−12:45 蛭ヶ岳−14:15 丹沢山−15:05 塔ノ岳−17:26 大倉