塔ノ岳


2012年4月9日

こないだ読んだ「孤高の人」という漫画で、主人公がボロボロになりながらヒマラヤに上る姿に感動し、
自分も山を登りたいと思うようになりました。
「でも今から独学でヒマラヤは無理だな…」と思っていたところに、
今度は「岳」という日本アルプスが舞台の漫画を読んで、「これなら行けるかも!」と思い、
3年後の夏に槍〜穂高縦走を目標にして、山登りを始めることにしました。

これまでに登った山は高尾山と富士山のみ。
しかも富士山の時は八合目で高山病になった為、頂上へは行けていません。
高校の体育の時間以来、足腰のトレーニングになるような事は
何一つしてこなかったので、まずは体力作りから始めねばと思い、
とりあえず近場の行きやすい山に登ることにしました。

ネットで調べてみると、神奈川にも丹沢という山地があることが分かりました。
小田急線の駅からバスですぐ行けて、1500メートル前後の日帰りで行ける山が
たくさんあるようで、ちょうど今の僕にぴったりです。
そんなわけで、とりあえず丹沢で一番人気らしい塔ノ岳という山に登ってみることにしました。




山用の道具はほとんど持っていませんでしたが、
辛うじてザックだけは、何年か前の富士山の時に買ったマムートの20リットルのザックがありました。
靴や雨具などは無かったので、前日の4月8日にいくつか山用の装備を買いに行きました。

登山用品店に行って驚きましたが、山用の靴やウェアってびっくりするぐらい高い。
これからも山登りを続けるか分からなかったので、必要最小限のものを、
それもできるだけ安いものを買うことにして、結局買ったのは、
・ホーキンスのトレッキングシューズ
・ユニクロのドライメッシュTシャツ
・ユニクロのポケッタブルライトパーカー
の3点。
ポケッタブルライトパーカーは防風・撥水性能に優れていると書いてあったので、
雨具代わりに購入。収納時は写真左下のサイズになります。
あとは防寒の為に、寒い時期の部屋着に使っているフリースのジャケットを持っていきました。
ズボンは普通のジャージ。


カメラは一週間前に買ったばかりのオリンパスのミラーレス一眼「E−P3」に、
パナソニックの20mm/f1.7のレンズを装着。
万が一靴擦れした時の為に、消毒用のウェットティッシュと絆創膏も持って、いざ出発!




朝の6時15分に家を出発し、小田急線の渋沢駅へ。
渋沢駅からバスに乗り、15分ほどで大倉バス亭に到着。
平日にも関わらず登山者は意外に多く、バスの中は大きなザックを持った人でいっぱいでした。

8時頃に大倉バス亭を出発し、ひたすら山道を歩く。
1時間半ほどで写真の尾根道に出ました。

傾斜が急なところはほとんど階段が作られていて、
これがまた結構しんどい。
また今回は地図を持ってきていなかったので、
現在地の確認ができなかったことも、疲労を感じる原因になりました。

階段の上にひらけた場所があるのが見える度に、「やっと頂上かな?」と思い、
登ってみたら全然頂上ではなかったということが何度もありました。




11時頃に山頂に到着。
頂上からの眺望は360度開けていて最高ですが、特に富士山側の景色は圧巻です。

しかし山頂に着く少し前から風が強く、かなりの寒さでした。
それでも動いている間は平気でしたが、山頂に着いて腰を下ろすと一気に体が冷えます。
ここぞとばかりに、持ってきていたフリースとパーカーを着ましたが、
それでもじっとしていると寒いので、急いでおにぎりを食べて下山開始。




頂上近くから秦野の町を見下ろすと、町の方向へは、果てしなく山が続いています。
どこをどう歩いて来たのか分かりませんが、
これからあの町まで歩いて帰るのかと思うと、ちょっと気が重くなります。

下り始めて30分ほどしたあたりから右膝に違和感がありましたが、
下るにつれて右膝が痛くなり、途中からは右足を引きずるようにして歩きました。

半分ぐらいまで下ったあたりで、いよいよ本格的に膝が痛くなり、
歯を食いしばりながら牛歩戦術並のペースで歩きます。
中高年にバンバン抜かれていくのが悲しかったですが、
何とか無事に下山し、大倉バス停に到着。
バス亭に着いたのが14時30分だったので、登りより下りの方が時間がかかったことになります。
とりあえず自力で下山できてよかった・・・。



今回のルート
:8:10 大倉−11:00 塔ノ岳−14:30 大倉